Thursday, December 06, 2018 9:17 AM

米軍機同士が接触、墜落 高知沖、2人救助5人不明

 6日午前1時40分ごろ、高知県・室戸岬から南約100キロの太平洋上で、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)のKC130空中給油機とFA18戦闘攻撃機が接触、墜落した。防衛省によると、2機は夜間の空中給油を含む訓練のため飛行中だった。計7人が搭乗し、FA18の乗員とみられる2人が救助された。1人の容体は安定、もう1人は徳島県小松島市の病院に搬送されたが容体は不明。

 高知県によると、現場周辺には漁船2隻がいたが、被害はなかった。自衛隊や第5管区海上保安本部(神戸)は、残る5人の捜索を夜通しで続ける。

 2016年12月、沖縄県名護市で海兵隊輸送機オスプレイが大破した事故も夜間の空中給油訓練の際に発生した。今年11月には那覇市沖で、米原子力空母の艦載機で岩国基地を拠点とするFA18が墜落。米軍機の事故は各地で絶えず、安全確保をどう図るかが改めて問われそうだ。(共同)