Friday, December 07, 2018 9:27 AM

移民女性が不法入国後出産 妊娠中にキャラバン移動

 中米諸国から米国を目指している移民集団(キャラバン)と共に行動していたホンジュラス人の妊婦(19)が11月末にメキシコ北西部ティフアナからカリフォルニア州サンディエゴに不法入国し、その後病院で男児を出産した。AP通信などが6日までに報じた。

 トランプ大統領は10月、両親が米国籍を持たなくても米国で出生した子どもに国籍を与える「出生地主義」制度の廃止検討を表明。専門家や人権団体は憲法違反と批判しており、今回の出産にも注目が集まっている。

 報道などによると、女性は妊娠中だった10月、夫(20)と息子(2)とホンジュラスを出発。グアテマラ、メキシコを北上して、同国ティフアナに到着。メキシコ人から脅されるなど身の危険を感じたため家族と11月26日に国境のフェンスを越えて拘束され、米当局に難民申請を行った。(共同)