Wednesday, August 31, 2016 10:16 AM

両候補、健康問題で泥仕合 歴代1、2位の高齢に懸念

 大統領選の共和党候補トランプ氏(70)と民主党候補クリントン氏(68)が、健康問題を巡り泥仕合を演じている。両候補とも当選すれば就任時点で歴代1、2位を争う高齢の大統領となるため、健康不安が広がれば選挙戦への大きな打撃となりかねない。大統領の激務に耐えられることの証明に「2人とも健康診断のデータを公開するべきだ」との声も出ている。

 トランプ氏は、当選すれば「史上最も健康な大統領になる」とする医師の証明書を昨年12月に公開。しかし担当医が今年8月下旬、NBCテレビのインタビューに証明書は「5分で書いた」と口を滑らせ、信ぴょう性に対する疑問が噴出した。

 担当医が証明書を書いている間、受け取りに来たトランプ陣営の関係者が待機していたといい、クリントン陣営は証明書の作成過程が不透明だと批判。証明書には血圧が記されているものの、健康上のデータはほとんど書かれておらず、健康の証明としては不十分だと追及した。(共同)