Monday, December 17, 2018 9:16 AM

トランプ氏支援で大量投稿 ロシアの大統領選介入

 ワシントン・ポスト電子版は16日、ロシアが2016年の米大統領選で、トランプ氏を当選させ就任後も支援する目的で、主要なソーシャルメディアを総動員し有権者に大量の偽情報を流したとする上院情報委員会宛ての調査報告書を入手したと報じた。

 保守派に支持を働き掛け、反対派には投票に行かせないよう仕向けていたといい、報告書は「全ての投稿が共和党、特にトランプ氏の利益になることを目指していたのは明確だ」と指摘。ロシアによるインターネットを通じた選挙戦介入が大規模だったことが改めて明らかになった。

 報告書などによると、主導したのはロシア企業インターネット・リサーチ・エージェンシー。会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイト、フリーメールなどあらゆるソーシャルメディアを駆使し、フェイスブックでは1億2600万人、インスタグラムでも2000万人が操作された情報に触れた。(共同)