Tuesday, December 18, 2018 9:04 AM
宇宙、サイバー防衛を強化 いずも空母化へ改修着手
政府は18日、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と、大綱内容に沿って具体的な装備調達を進める次期中期防衛力整備計画(中期防、2019〜23年度)を閣議決定した。宇宙やサイバーといった「新たな領域」への対処が「死活的に重要」として優先強化する方針を鮮明にした。海上自衛隊の護衛艦「いずも」を改修し、事実上の空母化に乗り出す。運用次第で「攻撃型」に転じかねず、専守防衛政策が変質する可能性がある。
今後5年間の防衛費は27兆4700億円程度と過去最大となった。敵基地攻撃能力との関連が指摘される長距離巡航ミサイルの整備も進める。
大綱のキーワードとなる基本概念に「多次元統合防衛力」を掲げており、新領域に陸海空を含めて垣根を越える「クロス・ドメイン(領域横断)」作戦という新たな対処策を提示した。(共同)
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