Wednesday, December 19, 2018 9:58 AM
昨年衆院選は「合憲」 1票の格差、1.98倍
「1票の格差」が最大1.98倍だった昨年の衆院選は違憲だとして、弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は19日、憲法が求める投票価値の平等に反していなかったとして「合憲」との判断を示し、請求を退けた。
新たな議席配分方法の導入決定や、小選挙区比例代表並立制の導入以降、初めて格差を2倍未満とした国会の選挙制度改革について「平等の要請に応えつつ、選挙制度の安定性を確保する観点から、段階的な是正を図った」と評価、「違憲状態」は解消されたとした。
最高裁は2009年の衆院選以降、3回連続で違憲状態と判断しており、合憲は05年選挙を巡る07年判決以来となった。15人の裁判官のうち11人の多数意見。(共同)
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