Wednesday, December 19, 2018 9:59 AM

米、中露と「宇宙戦争」 危機感強め、態勢整備へ

 トランプ大統領が18日に署名した「宇宙統合軍」の創設により、米政府は「戦争領域」(ペンス副大統領)と位置付ける宇宙空間で中国、ロシアに対抗する態勢を整える方針だ。トランプ政権は2020年までに、陸海空軍と同格の「宇宙軍」への格上げを目指すとしているが、予算面などで課題が山積する。

 ペンス氏は同日の演説で、中国、ロシアを名指しし、「新たな武器を宇宙に配備しようとしている。革新的な対応が必要だ」と強い危機感を示した。「米安全保障の優位性が地上と同様、宇宙でも保たれるよう措置を取る」とも強調した。(共同)