Thursday, December 20, 2018 9:27 AM

米とキューバ、移籍制度で合意 大リーグ

 大リーグ機構(MLB)と選手会は19日、キューバ野球連盟(FCB)と同国の選手の移籍手続きについて、日本のポスティングシステムと同様の制度を設けることで合意したと発表した。合法的な移籍制度が確立されたことで、キューバ選手のメジャー移籍が増加する可能性がある。

 新制度でFCBの選手は25歳以上で6年以上のプレー経験がある「プロ」と、18歳以上の「アマチュア」に分かれる。プロが移籍する場合は日本と同様に契約総額の15〜20%の譲渡金が発生し、マイナー契約のみとなるアマチュアは球団によって上限が異なる契約金の25%が譲渡金となる。

 これまでキューバからの米球界挑戦は密入国や第三国への亡命を通じて行われてきた。両国の国交回復に伴い、2016年3月にはオバマ前大統領らが見守る中で首都ハバナでレイズとキューバ代表の親善試合が行われるなど融和が進んでいた。(共同)