Friday, December 21, 2018 10:12 AM

菊池、メジャーへ水面下で交渉か 渡米から5日、越年の可能性も

 プロ野球西武からポスティングシステムによる大リーグ挑戦を目指す菊池雄星投手(27)がロサンゼルス入りしてから20日で5日がたった。表立った動きは米メディアでも報じられておらず、水面下で敏腕代理人のスコット・ボラス氏による交渉が行われているもようだ。このままクリスマス休暇に入れば移籍市場は年末にかけて動かないのが通例で、所属先決定は越年の可能性が高まる。

 20日はフリーエージェントになっていたケーヒル、サンチェスがそれぞれエンゼルス、ナショナルズと契約合意に達した。各球団で来季の先発陣が着々と固まる中、マリナーズは同日のラジオ番組で球団幹部が「菊池に関心がある」と改めて獲得に前向きな姿勢を示した。ジャイアンツ、ブルージェイズも候補に挙げられており、菊池はボラス氏の会社所有の施設で練習しつつ、必要なら交渉に同席するとしている。

 ボラス氏は松坂大輔投手(現プロ野球中日)がポスティング制度でレッドソックス入りした際、期限ぎりぎりに交渉をまとめた。菊池でも同様の手法になるのか、タイムリミットの米東部時間の来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)が近づいている。(共同)