Thursday, September 01, 2016 10:01 AM

都政改革、本格スタート 小池知事、自律性求める

 東京都の小池百合子知事は1日、都や関連団体の業務を点検し、事業見直しや廃止を含めた抜本策を検討する「都政改革本部」を設置、第1回会議を都庁で開いた。知事が選挙中から掲げてきた改革が本格的にスタート。知事は「押し付けでは士気も上がらない」と指摘し、各部署が自律的に改革を進めていくよう求めた。

 本部長には小池知事が就任し、副知事、教育長、各局長のほか、上山信一慶応大教授ら有識者が特別顧問や特別参与として参加。情報公開の在り方と、2020年東京五輪・パラリンピックの開催費用について調査する二つのチームを置いた。

 統括する上山教授は五輪調査の中間報告が9月末になるとの見通しを示した上で「開催費用はいくらかかるのか。分担はどうするのか。国、大会組織委員会を含めて全体像をはっきりさせる。分からないことも分からないこととして情報公開していく」と述べた。(共同)