Friday, January 11, 2019 10:19 AM

石垣市長、不参加を表明 沖縄県民投票で4市目

 沖縄県石垣市の中山義隆市長は11日、市役所で記者会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票への不参加を表明した。「市議会の決定に反し、投票事務を実施することは適切ではないと判断した」と述べた。不参加を表明したのは4市目。

 会見で「(辺野古の)埋め立てにノーという多数意見が出たとしても、工事は止まらない状況だ。意思表示にはなるが、有効性には疑問が残る」とした上で、(普天間飛行場を抱える)宜野湾市長が反対を決めたことも重いと指摘した。

 会見に先立ち、中山氏は謝花喜一郎副知事と面会した。実施を求める謝花氏に対し、中山氏は「埋め立ての賛否を問うだけで、普天間飛行場の早期返還、危険性除去のための移設という大前提が確認されていない」などと反論した。(共同)