Tuesday, January 22, 2019 9:48 AM

定年退職者を新採用 パソナ、4月から80人

 パソナグループは22日、企業などを定年退職した人を対象にした新たな採用枠を4月1日から設けると発表した。年間80人程度を契約社員として雇用する。働きたい高齢者の増加に合わせて、経験豊富な人材を活用する。就業支援や研修の仕組みを確立し、他社への事業展開を目指す。

 1月23日から募集を始め、3月下旬に「65歳からの入社式」を開催する。営業や財務といったキャリアを生かした専門職を募集するほか、パソナが兵庫県・淡路島などで手掛ける地方創生事業の企画立案や、社内ベンチャー事業に従事してもらう。

 給与や就業形態は本人の希望や年金受給の状況などに応じて決めるが、フルタイム勤務で年収600万〜800万円といった、現役世代の社員並みの事例も想定しているという。(共同)