Thursday, January 24, 2019 10:38 AM

話題映画監督がセクハラか クイーン伝記、本人否定

 アカデミー賞の作品賞候補に選ばれたロックバンド「クイーン」の伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブライアン・シンガー監督(53)に、複数の未成年者に対するセクハラ疑惑が23日、米誌報道で浮上した。シンガー氏側は声明で全面的に否定し「タイミングを狙った記事だ」と反発した。

 同氏には別の未成年への性的暴行疑惑もかけられている。映画界では一昨年秋に表面化したセクハラ問題を機に、被害者らが告発する「#MeToo(私も)」運動が活発化。性犯罪に厳しい目が注がれており、賞レースに影響を及ぼす可能性もありそうだ。

 米誌アトランティックは23日、複数の被害者の証言を取り上げ、シンガー氏の性的暴行やセクハラ行為などの疑惑を報道。「被害者は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいる」と訴えた。(共同)