Thursday, January 31, 2019 9:43 AM
インフル早期診断法開発 重症化、流行防止に期待
インフルエンザウイルスを高感度で検出できる診断法を開発したと東京大などのチームが31日、英科学誌電子版に発表した。従来の1万倍の感度で、感染初期からウイルスの検出が可能といい、早期に治療を始めることで重症化の防止が期待できる。うがいで使った水でも検査可能で、調べる際に痛みがないのも利点だ。
チームは「発症直後から治療すれば、体から出るウイルスが減らせるため、流行拡大も抑えられる」としており、数年後の実用化を目指している。
従来の検査法は、ウイルスが一定量以上必要で、発熱などの症状が出てから半日以上たっていないと確認できない。また綿棒を鼻や喉の奥まで入れて粘液を採取するため、乳幼児には身体的負担が大きいことも課題だ。(共同)
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