Friday, February 01, 2019 8:45 AM

カミンズ、次世代エンジンで1000lb-ftのトルク実現

 エンジン製造大手カミンズ(Cummins、インディアナ州)は、クラス最大の1000ポンドフィート(lb-ft)のトルクを実現した次世代型ターボディーゼルエンジン(排気量6700cc)を発表した。

 グリーンカー・コングレスによると、新エンジンは馬力も増強され、FCAのヘビーデューティー・ピックアップトラック「ラム」の「2500」と「3500」に乗る人は一段と高い性能を体験できる。全体の重量は旧型エンジンより60ポンド超軽くなっている。

 直列6気筒の6.7Lターボディーゼルは、370馬力の標準出力タイプ(トルク850lb-ft)と、400馬力の高出力タイプ(1000lb-ft)の2種類が販売される。

 ベースエンジンの改良は、コンパクテッド黒鉛鋳鉄エンジンブロック、新型の油圧式ラッシュアジャスタによって機能する高温に耐える排気バルブを搭載した鋳鉄製シリンダーなど。エンジンの心臓部は、新設計の鍛造コンロッドと高強度合金のクランクシャフト。ピストンには低摩擦のリングが使われている。Cummins-Holset製の可変ジオメトリー・ターボチャージャーは、高耐久性ベアリングと新しいコンプレッサーを装備。気圧33psiで混合気を送り込む。