Thursday, June 23, 2016 9:51 AM

英で国民投票、大接戦 残留優勢の調査結果も

 欧州連合(EU)離脱か残留かを問う英国民投票が23日、英国各地に設けられた投票所で始まった。最近の世論調査では残留が支持を伸ばし離脱支持と拮抗、大接戦が続く。投票は同日午後10時(日本時間24日午前6時)に締め切られ、即日開票される。24日朝(同午後)にも大勢判明の見通し。

 夕刊紙イブニング・スタンダードが調査会社に委託して21、22日、約1600人を対象に実施した世論調査では残留52%、離脱48%。ロイター通信は23日、残留が55%、離脱45%とするインターネットでの世論調査結果を伝えたが依然、予断を許さない状況。22日に発表された複数の世論調査でも、残留が離脱を数ポイント上回った。

 23日のロンドン外国為替市場は、英通貨ポンドが一時、1ポンド=1.4889ドルをつけ、年初来の高値を記録した。国民投票で残留支持が上回るとの期待感が強まり、買い注文が広がった。(共同)