Friday, September 02, 2016 9:49 AM

船舶差し押さえに入港拒否 世界物流混乱の可能性も

 韓国海運の最大手、韓進海運(ソウル)が日本の会社更生法に相当する「法定管理」を申請したことで、世界物流に混乱が生じる可能性も出てきた。韓進海運の船舶に対する仮差し押さえや入港拒否などが各地で広がっているという。

 米メディアは、韓進海運が新規の積み荷受け入れを停止したほか、米国の港では船舶入港を拒否し始めたと報道。世界貿易に混乱が生じ、米国の荷主はアジア航路での運賃急上昇に直面していると伝えた。

 コンテナの積載能力で世界7位の韓進海運。昨年末の負債総額は約5200億円に上っており、韓国政府は現代商船への資産売却も検討している。(共同)