Thursday, February 07, 2019 9:10 AM

「相互尊重で解決を」 米中摩擦で中国大使

 首都ワシントンの在米中国大使館で6日、春節(旧正月)を祝う行事があった。崔天凱駐米大使はスピーチで今年は米中国交樹立40周年に当たると強調し、協力関係の発展に意欲を表明した。貿易摩擦など両国の課題を念頭に「私たちには相違があるが、相互尊重と相互利益に基づいて解決すべきだ」と訴えた。

 トランプ政権からはロス商務長官と国家安全保障会議(NSC)のポティンガー・アジア上級部長が出席。会場でロス氏と崔氏が握手し、話し込む姿も見られた。

 崔氏はスピーチで、4月に予定する巨大経済圏構想「一帯一路」をテーマにした2度目の国際会議に米国が出席すれば「最も歓迎される」と呼び掛けた。ただ、トランプ政権は中国が一帯一路を通じてインド太平洋地域に影響力を強めることを警戒し、対抗する形でインド太平洋地域への包括的な支援策を表明している。(共同)