Friday, September 02, 2016 5:44 PM

韓露首脳、極東で会談 安全保障で意見対立も

 韓国の朴槿恵大統領とロシアのプーチン大統領が3日、ロシア極東ウラジオストクで会談する。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応や米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備など、安全保障面で両国の立場は隔たっており、意見が対立する可能性もある。

 北朝鮮の体制崩壊も念頭に圧力強化を追求している朴氏はロシアにも制裁の強化と維持を求める考えだが、プーチン氏は2日の安倍晋三首相との会談で6カ国協議再開の重要性に言及。一方、朴氏は対話再開に同意する気配はない。

 ロシアは、THAADの韓国配備がアジアでの米露間の軍事的バランスを崩すとみて強硬に反対。北朝鮮ミサイルからの防衛が目的だとの韓国の説明をはねつけ、配備撤回を要求している。(共同)