Monday, February 25, 2019 8:58 AM

メキシコの自動車部品、ドイツを上回る4番目に大きい生産国

 19年末までに、メキシコはドイツを追い越し、世界で4番目に大きな自動車部品の生産国になると、メキシコ部品工業会(National Automotive Parts Industry、INA)のOscar Albin会長は語った。理由として、BMW、メルセデスベンツ、トヨタの組立工場生産開始で、部品を提供する会社が増えていることをあげた。MexicoNowが報じた。

 Albin会長は、メキシコには2018年と比較して10%の成長となる1000億ドルの生産量に達する可能性があると述べた。

 18年末現在、メキシコの自動車部品産業は、中国、アメリカ、日本、ドイツに次いで5番目に大きな生産国となっている。

 アルビンは、地理的な利点も指摘した。メキシコの中央高原にある約600の供給業者からニューヨークまでコンテナを輸送するのに5日、ロサンゼルスまで輸送するには4日で済むが、中国からはニューヨークに32日、ロサンゼルスに18日かかるというのだ。

 コスト面でも同様だ、モンテレイからシカゴへコンテナを輸送する際の物流コストが3000ドルであるのに対し、上海からシカゴへコンテナを輸送するのは5000ドルかかる。