Friday, September 02, 2016 5:46 PM

「野心的な日程」目指す 英離脱巡り仏独首脳

 フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相は2日、フランス東部エビアンで両国の財界首脳らを招いて開いた会合後、共同記者会見した。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り「野心的なスケジュールが必要だ」と強調し、16日にスロバキアで開くEU首脳会議で合意を目指す考えを示した。

 オランド氏は「英国の離脱、ポピュリズム(大衆迎合政治)の台頭という危機を迎え、EUには新たな駆動力が必要だ。ドイツと共に責任ある対応を取る」と述べた。メルケル氏は「EU首脳会議では、特に経済界にとって野心的といえる解決を目指す」と同調した。

 中国の杭州で4日開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合に関しては、不公正貿易の排除、違法な課税逃れの規制などに結束して対応する方針も確認した。(共同)