Tuesday, February 26, 2019 9:26 AM

人気映画とスポーツを融合 仏フェンシング連盟が認可

 フェンシングの本場、欧州で若者の参加を取り込もうと新たな取り組みが始まり、フランス連盟が人気SF映画「スター・ウォーズ」に登場する武器「ライトセーバー」(光剣)を使った対戦を一つの「種目」として正式に認可した。25日までにAP通信などが報じた。映画の娯楽性と中世の騎士道がルーツのスポーツを融合させた新時代の動きとして注目されそうだ。

 発光ダイオード(LED)の剣で映画のように相手を切れるわけではないものの、同連盟幹部は「今日の若者に共通なのは健康問題。現代の技術と私たちの種目をつなげばスポーツへの参加も自然に促せる」と狙いを説明。劇中で活躍するルーク・スカイウォーカーらの姿に触発され「若い人もやってみたいと思うだろう」と期待した。

 五輪種目フルーレ、エペ、サーブルに続き、奇想天外な「第4の種目」創設。現代の大人や子どもにはびこる運動不足という「ダークサイド」と格闘する「ジェダイ」の騎士に見立てる向きもあり、大会主催者は安全面を強調しつつ「映画みたいに見えるものをつくりたい。それが期待されていることだ」と語った。(共同)