Friday, March 01, 2019 9:34 AM

19年度予算案、衆院通過へ 予算委可決、過去最大

 一般会計総額が101兆4571億円と過去最大の2019年度予算案は1日夜の衆院予算委員会で、与党の賛成多数により可決された。この後の衆院本会議でも可決、衆院を通過する見通しだ。憲法の衆院優越規定により年度内成立が確定する。安倍晋三首相は幼児教育・保育無償化のための子ども・子育て支援法改正案の早期成立を目指す。野党は統計不正の追及を強め、政権を揺さぶる構えだ。

 衆院での予算案審議はほぼ与党の想定通りに進んだ。与野党は1日の参院予算委理事懇談会で、首相らが出席する予算案の基本的質疑を4、5両日に実施する日程で合意した。与党は早期成立を図り、春の統一地方選や夏の参院選に備える。

 野党は、統計不正で厚生労働省の組織的隠蔽があったと強調。官邸の働き掛けにより調査方法が変更されたと主張し「アベノミクス偽装だ」と批判を強める。(共同)