Tuesday, September 06, 2016 1:07 PM

南シナ海、海洋法尊重を 独豪両政府

 ドイツとオーストラリア両政府は6日、ドイツの首都ベルリンで外務、防衛担当閣僚級会合(2プラス2)を開催、中国とベトナムなどが対立する南シナ海問題を巡り、当事国に対して国連海洋法条約に基づいた平和的な解決を呼び掛けた。ドイツ外務省が発表した。

 同条約に基づく仲裁裁判所が7月に中国の主権主張を退けており、反発する中国に対して、仲裁判断を尊重するよう求めた格好だ。

 会合はドイツ側からシュタインマイヤー外相とフォンデアライエン国防相、オーストラリア側からはビショップ外相とペイン国防相が出席。4閣僚は、南シナ海問題は「世界的な懸念事項」だと指摘した上で、「規則に基づいた国際秩序」を維持していくことの重要性を強調した。(共同)