Tuesday, September 06, 2016 1:08 PM

恩赦申請取り下げ フジモリ元大統領

 在任中の人権侵害事件で禁錮25年の刑に服しているペルーのフジモリ元大統領(78)は6日までに、7月に政府に起こしていた人道的恩赦の申請を取り下げた。弁護士が明らかにした。

 ウマラ前大統領が恩赦を拒否したまま、7月末に任期満了で退任。同月就任したクチンスキ大統領も否定的な考えを重ねて示していた。

 フジモリ氏は舌の腫瘍の手術を受けたことがあるほか、持病があり、入退院を繰り返している。家族が2012年に病気の悪化を理由に人道的恩赦を求めたが、ウマラ氏が13年、拒否していた。(共同)