Tuesday, September 06, 2016 1:08 PM

北朝鮮ミサイルで緊急会合 安保理、非難声明も協議

 北朝鮮が5日に弾道ミサイル3発を発射したことを受け、国連安全保障理事会は6日午前(日本時間7日未明)、非公開の緊急会合を開催した。日本と米国、韓国3カ国が開催を求めた。安保理は過去の決議に対する違反に当たると判断し、発射を非難する報道声明の発表も含め、対応を協議する。

 安保理非常任理事国の日本は、弾道ミサイル3発とも北海道・奥尻島の西沖約200〜250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことを深刻に捉えており、北朝鮮に自制を求めるため、国際的な圧力を強めたい考え。

 報道声明は決議と異なり法的拘束力はないが、原則として全理事国の同意が必要で、安保理が結束した意思を示す際に発表する。過去の決議を無視して弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。(共同)