Tuesday, September 06, 2016 5:51 PM

イラン艦艇、また異常接近 米「危険な行為」と非難

 米国防総省のデービス報道部長は6日、イラン革命防衛隊の小型艦艇7隻がペルシャ湾の公海で4日、米海軍の警備艇に約90メートルまで異常接近するなどして航行を妨害したと明らかにし、「事故につながりかねない危険な行為だ」と非難した。

 国境警備などを担当するイラン革命防衛隊の船舶は8月24日にもホルムズ海峡周辺で米駆逐艦に異常接近し、米側が警告射撃した。同種の事案は最近、度々発生しており、ロイター通信によると、イランの船舶による接近事案は昨年より倍増している。

 今月4日のケースではイランの艦艇の一部が米警備艇の前で停止し、米側は衝突を避けるため進路変更を余儀なくされた。米警備艇はイランの艦艇と複数回にわたり通信を試みたが、応答はなかったという。米側は今回、警告射撃をしなかった。(共同)