Thursday, June 23, 2016 1:08 PM

2億5000万人弱が麻薬使用 国連が報告、過去最高

 国連薬物犯罪事務所(UNODC、本部ウィーン)は23日、2016年版「世界薬物報告」を発表し、14年に世界の15〜64歳人口で計約2億4700万人が麻薬を使用したとの推測を明らかにした。UNODCによると、00年にこの推計を始めて以来、過去最高だった13年を約100万人上回った。

 報告書によると、麻薬使用者のうち、2900万人以上が麻薬を原因とする疾患に悩まされている。また、14年の麻薬関連死は約20万7400人と推定した。北米や中欧、西欧の数カ国ではヘロイン使用と過剰摂取による死亡が過去2年で急増した。(共同)