Wednesday, September 07, 2016 10:38 AM

シリア反体制派が和平案 アサド氏排除を強調

 シリア反体制派主要組織は7日、ロンドンで記者会見し、6カ月の交渉期間を経て、アサド大統領を排除し、1年半に限定した移行政権をつくることなどを盛り込んだ新たなシリア和平案を発表した。ロイター通信が伝えた。

 国連安全保障理事会決議に基づき、ジュネーブで今年1月から行われた和平協議が目指したものと大差ない内容。協議は暗礁に乗り上げており、今回の和平案もアサド氏排除をあらためて強調した。

 オバマ大統領とロシアのプーチン大統領は5日、戦闘が続くシリア北部アレッポの停戦などを協議したが合意できなかった。両者の隔たりは大きく、欧米が後押しする反体制派の和平案がシリア情勢の改善につながる可能性は低い。(共同)