Tuesday, April 02, 2019 10:25 AM
コンビニ、顔認証で買い物 ファミマとパナが実験店
ファミリーマートとパナソニックは2日、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)を活用した次世代型コンビニの実験店舗を横浜市都筑区にオープンし、報道関係者らに公開した。人手不足が深刻化し、24時間営業の見直しを求める声が上がる中、店舗運営の効率化に取り組む。顔認証で買い物が可能で、レジ業務の時間や人手を省けるのが特長だ。
店舗は「ファミリーマート佐江戸店」で広さは約250平方メートル。パナソニックの研究開発部門などが入る施設のそばに開業した。店舗の一角には顔認証で入店し決済できるシステムを導入した。利用客が商品を台に置き、カメラを見つめると、顔を認識する。パナソニック社員で、顔や支払い用のクレジットカード情報などを登録すると利用できる。当初は約1000人の登録を想定している。
店内に設置したカメラで検知した欠品情報を店員の腕に装着した端末に送るシステムも設けた。センサーなどで集めた利用客の店内での動きや混雑状況のデータを効率的な店舗運営に活用する。外国人客に対応するため、レジには4カ国語を翻訳できる機械を備えた。(共同)
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