Wednesday, September 07, 2016 1:22 PM

首相、スー・チー氏と会談 1250億円支援伝達

 安倍晋三首相は7日昼(日本時間同日午後)、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とラオスの首都ビエンチャンで会談し、貧困削減や農村開発のため、円借款を中心に総額約1250億円の支援を決めたことを伝えた。早期の訪日も要請。スー・チー氏は謝意を示し「できるだけ早く日本を訪れたい」と応じた。

 スー・チー氏が4月に国家顧問に就任した後、両氏の会談は初めて。首相は「経済発展や国民和解に向けたスー・チー氏の尽力を全面的に支援する」と強調。民間投資を促す意向も表明した。

 スー・チー氏は「和平プロセスへの力強い支持に感謝する」と述べ、海外からの投資拡大を目指して国内の環境整備を進める考えを示した。(共同)