Thursday, September 08, 2016 11:50 AM

従業員の健康、7割が関心 経営リスク認識、日生調査

 日本生命保険は8日、企業に従業員の健康保持や増進について尋ねたところ、68.8%の企業が「関心が高まっている」と答えたと発表した。2015年1月の前回調査から16.9ポイント上昇した。健康を損なうことが経営上のリスクとして捉える傾向が広がりを見せているのが背景にある。

 規模別では、大企業が74.8%、中堅企業が75.1%、中小企業は65.0%でそれぞれ増えた。企業全体の「関心に変化はない」は23.6%、「関心は低下」が0.8%だった。

 ニッセイ基礎研究所の櫨浩一専務理事は、従業員の健康を増進させ「生産性の向上や業務の効率化につなげるという考えが広がっている」と指摘した。(共同)