Thursday, September 08, 2016 11:54 AM

スポンサー候補7社程度に リコール問題のタカタ

 エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題に揺れるタカタを支援するスポンサー候補が、国内化学メーカーのダイセルや米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)など7社程度に絞られたことが8日、分かった。19日に1次入札をする予定。

 タカタは1兆円規模に上るとみられるリコール費用に関し、自動車各社と分担割合の協議を進めており、今後、経営の悪化が避けられない。弁護士で構成する同社の外部専門家委員会が、タカタに出資するスポンサー選びを急ぐ方針で、年内に正式決定したい意向だ。

 関係者によると、ダイセルなどのほかに、中国の自動車部品メーカーが買収した米国のエアバッグ製造業者キー・セーフティー・システムズや、米投資ファンドのベインキャピタルなどが候補として残っているという。当初は30社近くが名乗りを上げていたが、条件面などから絞り込まれたという。(共同)