Thursday, September 08, 2016 11:54 AM

日米韓、月内に外相会合 対北朝鮮で結束示す

 日米韓3カ国は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に結束して対応するため、ニューヨークで9月下旬に開かれる国連総会に合わせて外相会合を開く方向で調整に入った。実現すれば約1年ぶりで、北朝鮮による1月の核実験とその後の弾道ミサイル連続発射以降初めて。制裁強化の方策も議題となる見通しだ。複数の外交筋が8日、明らかにした。

 会合は18〜19日を軸に検討している。オバマ大統領は8日、ラオスでの東アジアサミット閉幕後、記者会見し、ミサイル発射について「挑発的だ」と批判。北朝鮮制裁で「まだ強化すべき分野がある」と述べ、一層の圧力をかける必要があるとした。

 岸田文雄外相は、北朝鮮が8〜9月にかけて相次いで発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した点を安全保障上の重大な危機と捉えており、国連安全保障理事会とともに日米韓の枠組みを活用し、対北朝鮮包囲網の形成に全力を挙げる。(共同)