Thursday, April 18, 2019 10:24 AM

トランプ氏に支援要請 ゴーン容疑者妻、米紙寄稿

 会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された前日産自動車会長カルロス・ゴーン容疑者の妻キャロルさんがワシントン・ポストに寄稿し、近く安倍晋三首相と会談予定のトランプ大統領に「この不当な行為を解決するよう安倍首相に要請してほしい」と訴えた。同紙電子版が17日伝えた。

 キャロルさんは「米国市民として、米国にある権利の多くが日本に存在しないことを知って恐ろしくなった」と強調。容疑者が起訴前に最長23日間拘束されることなど「『人質司法』として広く知られる扱いは、精神を破壊し、自白を強要することを意図している」と指摘した。

 また「夫は全てにおいて無実だ」と重ねて主張した上で「日本政府が(日産のビジネスに)介入したことに、トランプ氏が無関心でいるとは想像しがたい」「夫の保釈を許可するよう、安倍首相に要請してくれることを期待する」と呼び掛けた。(共同)