Friday, September 09, 2016 9:52 AM

18歳51%、19歳42% 参院選投票率の全員調査

 総務省は9日、7月の参院選で新たに有権者となった18、19歳全員(約240万人)の投票率(選挙区)を調査した結果、18歳は51.28%、19歳は42.30%、18歳と19歳を合わせた投票率は46.78%だったと発表した。都道府県別で最も高かったのは18歳、19歳いずれも東京で、18歳62.23%、19歳53.80%。最低はいずれも高知で、18歳35.29%、19歳26.58%。

 総務省は同日、20歳以上の年齢別投票率についても、一部の有権者を抽出した調査結果を公表した。18歳の投票率は20代、30代のいずれの年齢の投票率よりも高かった。過去の国政選挙では年齢が下がるにつれて投票率も低下する傾向が続いていたが、70年ぶりの選挙権年齢の引き下げに伴って18歳の関心が高まった結果と言えそうだ。全世代を合わせた投票率は54.70%。

 都道府県別で見ると、18歳、19歳ともに東京の次に投票率が高かったのは神奈川、愛知。埼玉や千葉なども上位に入り、都市部で高投票率が多くなった。一方、下位には高知に加え、宮崎、愛媛、徳島、香川など地方の自治体が並んだ。(共同)