Monday, April 29, 2019 10:16 AM

米中協議は「最終局面」に 米高官、依然多くの課題も

 米国のムニューシン財務長官は28日、中国との貿易協議が「最終局面」を迎えているとの見方を示した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。両国は30日から北京で、5月8日からはワシントンで閣僚級協議を行う予定。2回の協議で実質的に妥結させ、首脳会談での決着につなげたい意向とみられる。

 ただムニューシン氏は、まだ課題が多く残っていると指摘。交渉が決裂する可能性も残っているとの認識を示した。

 30日からの協議には、米国側はムニューシン氏やライトハイザー通商代表らが参加。中国側は劉鶴副首相らが出席する。また、劉氏らは5月8日から訪米し、ワシントンで協議を継続する。(共同)