Friday, September 09, 2016 5:57 PM

米、核小型化主張認める THAAD緊急配備に言及

 米国防総省のデービス報道部長は9日、5回目の核実験を実施した北朝鮮が核弾頭の小型化に成功したと主張していることについて「実際に確認はしていない」と留保を付けながら、「主張は真実だと見なす必要がある」と述べた。これまで「小型化は実現していない」との見解を維持していた。

 最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備の時期について「2017年を予定している」と明らかにし、「緊急事態であれば迅速に配備できる」と述べ、計画の前倒しも可能だとの認識を示した。

 核の小型化について、デービス氏は「小型化は特に難しい技術ではない」と指摘。北朝鮮の主張を「言葉通りに受け止めなければならない」と強調し、日本や韓国とのミサイル防衛態勢を強化する必要性を訴えた。(共同)