Tuesday, May 21, 2019 10:43 AM

元腹心「偽証指示された」 トランプ氏弁護士に

 米メディアは20日、トランプ大統領の顧問弁護士だった元腹心のコーエン受刑者が今年2、3月に非公開で開かれた米議会の公聴会で、ロシア疑惑を巡る自身の虚偽証言はトランプ氏の弁護士セキュロー氏の指示によるものだったと説明していたと伝えた。

 下院情報特別委員会が20日に公聴会の議事録を公表。コーエン受刑者は、モスクワのトランプタワー計画の進捗状況についてトランプ氏やトランプ氏の長男ジュニア氏に2016年6月まで説明したとも発言した。ジュニア氏に関しては「父親に相談せずに単独で重要な会議を開くことは決してなかった」と話したという。

 コーエン受刑者は17年の議会公聴会で、実際には16年6月まで続いたトランプタワー計画に関し、米大統領選の共和党予備選が始まる前の16年1月に頓挫したと虚偽の説明をした。(共同)