Wednesday, May 29, 2019 10:33 AM

30の参院1人区で一本化 野党、対決構図ほぼ固まる

 立憲民主党など野党5党派は29日の党首会談で、夏の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区について、新たに19選挙区の候補者一本化に合意した。これまでに合意した分を含めて計30選挙区で野党統一候補が内定した。事実上の与野党一騎打ちの構図がほぼ固まった。残るのは宮崎、鹿児島両選挙区で、さらに調整を続ける。取り沙汰される衆参同日選に備え、衆院小選挙区の候補者調整の加速でも一致した。

 5党派の党首らは安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」との会合で、憲法9条改正反対などを柱とする事実上の共通政策に署名した。

 党首会談後、立民の枝野幸男代表は記者団に「安倍政権打倒の参院選にするための大事な一歩を踏み出せた」と強調した。会談では、枝野氏が衆院解散を誘発するとの指摘もある内閣不信任決議案について、状況次第で提出を相談すると説明し、各党は了承した。(共同)