Monday, September 12, 2016 10:15 AM

経済指標は利上げ議論を正当化 アトランタ連銀総裁

 アトランタ連邦準備銀行のロックハート総裁は12日、ジョージア州アトランタで講演し、雇用改善などの経済指標は総裁自身の見方に沿った内容だとし、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)では「(追加利上げに関する)難しい議論をすることが正当化される」と述べた。

 低成長や低生産性、物価低迷が続くリスクも完全には排除できないものの、基本シナリオではないと強調。地区内の調査先は「用心深いながら楽観的」な見方をしているとし、そうした姿勢が9月のFOMCでの総裁の意見を形作る上で影響するとした。

 総裁は、雇用に関し、失業率などといった指標数値の多くは最大雇用の状態かその極めて近くにあると指摘。労働市場に残る緩みは「比較的小さい」との見方を示した。(共同)