Monday, September 12, 2016 1:23 PM

IMF専務理事、12月公判 フランス閣僚時代の調停巡り

 フランス閣僚の在任中の犯罪を裁く共和国法院は12日、大企業と実業家の紛争調停に絡み、職務不履行罪で起訴されたラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の公判を12月12日に開始すると発表した。専務理事は事件当時、経済・財政・雇用相を務めていた。フランスのメディアが伝えた。

 公判は数日間続き、年内にも結審する見通し。

 専務理事は2008年、サルコジ前大統領の友人の実業家と大手銀行の間の企業買収を巡る紛争調停で政府代表を務めた際、十分に公正な職務を果たさず、実業家に有利な結論を導いたとされる。(共同)