Tuesday, June 11, 2019 10:14 AM

セプトン、車載用高性能ライダーを発売

 3D(3次元)センサー技術のセプトン・テクノロジーズ(Cepton Technologies、カリフォルニア州)は、車載用の新しい高速ライダー(光による検知・測距装置)「SORA-P60」を発売した。

 このライダーは1秒当たり1200本の走査線を発射し、正確な3Dスキャンを提供する。

 製品責任者のジェローム・フロア氏は「SORA-P60には周波数400ヘルツ(Hz)の走査線が3本あり、高速で移動する物体を正確に分類できる」と述べた。「時速50マイルで移動する場合、400Hzの走査線は周囲の状況を5センチ刻みで変換できる。これは高速道路を走る車のヒッチ(けん引するトレイラーを引っ掛ける部品)とトレイラーのサイズを瞬時に測定できることを意味する」という。

 セプトンはマイクロモーションテクノロジー(MMT)をベースにしたライダーの開発が専門で、自動車、地図作成、農業、鉱業、警備、監視カメラ関連業界向けの製品を扱っている。MMTベースのライダーは機械部分が少ないため、費用を抑えられ、信頼性にも優れている。

 新発売の「SORA-P60」ライダーを同社の「SORA-Edge」ハードウェアと併用することで、移動する物体の分類と体積測定装置が完成し、そこからのデータをイーサネット、Wi-Fi、またはLTE経由で中央処理サーバーに送信できる。

 また、「SORA-P60」の容器は頑丈に作られており、過酷な環境や寒冷気候、潮風にも耐えられる。

https://www.businesswire.com/news/home/20190603005739/en/Cepton-Launches-New-High-Speed-SORA-P60-Lidar-Vehicle