Monday, September 12, 2016 5:47 PM

インドIT都市でデモ拡大 バンガロール、1人死亡

 インドのIT都市として知られる南部カルナタカ州バンガロール(ベンガルール)で、隣接タミルナド州との水配分を巡る住民のデモが12日拡大し、地元紙によると、警察の鎮圧でデモ隊の1人が死亡、数人が負傷した。

 バンガロールや周辺には日本人約1200人が在住している。日本の在バンガロールの領事事務所によると、日本時間13日未明現在、邦人被害は確認されていない。

 インド最高裁が9月5日、カルナタカ州に対し、主要河川コーベリー川の水配分を下流のタミルナド州に拡大するように指示した。不満を持った住民が街頭に繰り出し、タミルナド州の民族タミル人のトラックを襲うなどした。バス20台以上が放火され、都市鉄道(メトロ)は運行を停止。一部地域では外出禁止の措置もとられたという。(共同)