Monday, September 12, 2016 5:47 PM

追加制裁、中国の協力必要 対北朝鮮で米報道官

 アーネスト米大統領報道官は12日、5回目の核実験を強行した北朝鮮への追加制裁には「国際社会の団結を示すために国連安全保障理事会の全会一致の同意が必要だ」と指摘。一層の圧力強化に向けて、常任理事国であり、北朝鮮に影響力を持つ中国の協力が重要だとの見方を示した。

 アーネスト氏は、中国の「建設的な貢献」により国連安保理での強力な対北朝鮮制裁が可能になったとする一方、オバマ米大統領は中国には「もっと多くのことができる」と考えていると説明した。3日の米中首脳会談でも北朝鮮対応を最優先事項として協議したと明らかにした。米国単独の追加制裁の可能性についても否定しなかった。

 北朝鮮による核・ミサイル開発の進展に関して「大統領は脅威を深刻なものだと受け止めており、米国と同盟国を守るために適切な手段を取る」と強調。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備などを進める方針を確認した。(共同)