Tuesday, September 13, 2016 10:02 AM
シリア停戦、おおむね順守 政権と反体制派に相互不信
米国とロシア主導のシリア内戦の一時停戦が発効した12日夕(日本時間13日未明)以降、全土で大規模な戦闘は伝えられておらず、停戦はおおむね守られているもようだ。ただ、アサド政権軍と反体制派の相互不信は根深く、停戦維持は楽観視できない状況にある。
停戦発効後、シリア人権監視団(英国)は、ほとんどの前線で戦闘が停止したと発表。ケリー米国務長官は「シリアを救う最後のチャンスだ」と述べ、双方に和平協議の再開を促した。
北部の激戦地アレッポなどでは13日、市民への人道支援物資を届ける準備が本格化した。特に反体制派が支配するアレッポ東部では、住民約25万人に十分な食料や電力、水が届かない危機的な状況。米ロや国連は、搬入経路の幹線道路から政権軍、反体制派の双方を遠ざけて「非軍事ゾーン」を構築、早急な搬入開始を目指す。(共同)
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