Tuesday, June 25, 2019 10:37 AM

NHK、見逃しサービスも ネット同時配信に合わせ

 NHKは25日、総務省で開かれた有識者検討会で、2019年度の開始を目指すテレビ番組のインターネット常時同時配信に合わせて、視聴者が見逃した番組を放送後でも見られる「見逃し配信サービス」も提供する方針を明らかにした。総合テレビとEテレの放送後1週間程度までの番組が対象で、受信料を払っている世帯は追加料金なしで視聴できる。

 NHKは放送済みの番組を有料でネット配信する「NHKオンデマンド」でも同様のサービスを既に提供しているが、新たな見逃し配信は、受信料のみの負担で利用できる同時配信に付随したサービスとして実施する。ただNHKオンデマンドより配信の期間は短くし、BS番組も対象としないなど、既存の有料サービスとの整合性は今後調整する。

 ネットの同時配信や見逃し配信のサービスは、ウェブサイトやアプリから利用登録の申し込みを受け付ける方式で実施する。契約者本人や家族であることの確認方法や、パソコンやスマートフォンなどの視聴端末の数に制限を設けるかどうかは今後検討する。(共同)