Tuesday, September 13, 2016 10:07 AM

クリントン氏勝率が急低下 健康不安、選挙戦に波及も

 大統領選の民主党候補クリントン前国務長官(68)が肺炎と診断されたことを受けて、オンラインの賭けサイトでは12日までに、11月に行われる選挙での同氏の予想勝率が大幅に低下した。共和党候補トランプ氏(70)が健康問題を争点化する考えを表明する中、残り2カ月の選挙戦に影響が広がる可能性もある。

 賭けサイト「プレディクトイット」によると、クリントン氏の病状が明らかになった11日、大統領選で同氏が勝利する確率は7ポイント低下の64%に。1日の落ち込みとしては最大となった。トランプ氏の予想勝率は、3ポイント上昇し34%となった。

 クリントン氏は11日、米中枢同時テロの追悼式典で体調不良を訴え、途中で退席。会場を立ち去る際、歩行も困難な様子でよろめきながら乗車する姿を撮影した映像が流れると、同氏の勝率が低下したという。ロイター通信によると、別の賭けサイトの予想でもクリントン氏の勝率が8ポイント低下する一方、トランプ氏は7ポイント上昇した。(共同)