Thursday, June 27, 2019 10:08 AM
摩擦回避へシグナル 米中、折り合いが課題
米中首脳が20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて29日に会談するのを前に、米国が中国からの輸入品3000億ドル(約32兆円)分への制裁関税第4弾を先送りするとのシグナルが両国サイドから出始めた。貿易を巡る対立が長期化すれば世界経済への悪影響が避けられず、両大国が摩擦回避に向け折り合いをつけられるかどうかが課題となっている。
トランプ大統領は26日、米メディアに対し、首脳会談で何らかの合意ができれば制裁第4弾の発動回避は「可能だ」と述べ、中国側に譲歩を促した。ムニューシン米財務長官も年内の最終合意に期待感を示した。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は27日、米国による対中制裁第4弾について発動の延期で両国が一致したと報じた。トランプ氏が習近平国家主席との会談で貿易摩擦を解消することを確認するという。(共同)
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