Tuesday, September 13, 2016 5:45 PM

ペレス前大統領が緊急入院 脳卒中、容体深刻と報道

 イスラエルのペレス前大統領(93)が13日、脳卒中のため、中部テルアビブ郊外の病院に緊急入院した。ペレス氏の事務所によると、治療のために鎮静剤を打たれ、人工呼吸器を付けているという。イスラエルのメディアは病院関係者の話として、容体は深刻だと伝えた。

 ペレス氏は今年1月に2度、いずれも胸の痛みを訴えて入院し、カテーテル施術を受けるなどした。高齢なこともあり、健康が不安視されている。

 ペレス氏は国防相、外相、首相などを歴任。1993年にパレスチナ側との暫定自治宣言(オスロ合意)調印を実現させ、94年にノーベル平和賞を受賞した。2007年から14年まで大統領を務めた。(共同)